中途採用でも学歴は重視されるか? ー転職と学歴の関係ー
終身雇用が長くつづいてきた日本では、転職そのものが『あたりまえ』のことではない時代がつい最近までありました。その結果、転職に際して,間違った考え方や噂等が多くあるのは事実です。
転職においても、卒業大学がものをいうかどうか。
新卒一括採用の日本では,まだまだ新卒採用時における大学のブランドを気にするところが多いのは事実です。また、横並びで一斉にスタートしますので、採用担当者としては、有名大学から何名内定出来たというのは実績や評価につながります。
しかし中途採用となるとそれほど気にしないのが現実です。転職1社目当たりまでは多少は影響するかもしれませんが、それ以降は実績が全てです。良い大学だからといって仕事が出来るとは限らないということを一番理解しているのは、採用担当者かもしれませんね。
大学よりも出身高校を気にする会社は多い
転職における学歴に関しては、大学よりも出身高校を気にする面接官が多いと思います。地頭のよさが要求される職種等の場合などは、地頭形成期といわれる高校までに、どのような環境で育ったかということが重要です。ですのでそれなりの優秀な人に囲まれて成長した人を採用したがる傾向があります。
たとえば新卒採用においては、中高一貫から受験勉強をせずに大学までストレートという人はあまり評価されない一方、中途採用においては、良い環境で育ったということで一定の評価がされる場合があります。
大学と高校のレベルギャップはどうか
一流といわれる高校を卒業して、偏差値55〜60くらいの大学にいっている人はどのようにみられるか。これは見方は様々ですが、高校時代に何らかの関係で勉強しなかっただけで地頭力はいいと見られるかもしれません。
実際、そのような方のなかに社会に出てから凄い実績や成果を出している人が多いという印象もあります。おそらく勉強が嫌いだったのかもしれませんね。
アメリカの場合は、無名の田舎の高校からハーバード大学に合格したというと一躍ヒーローですからね。日本の場合は逆ですね。もしかしたら日本のガラパゴス化現象かもしれません。