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7つの習慣

スティーブン・R・コヴィー博士の『7つの習慣』の一般講座を受講しました。

15年くらい前にも一度受講したことがあるのですが

その時はあまり理解できませんでしたので、再度の挑戦です。

 

7つの習慣はあまりにも有名なので、すでに本を読んだよという方もいらっしゃると思います。
 

The Seven habit of highly Effective People
 

これは「長期的・継続的に望む結果を得た人の7つの習慣」という意味です。

自分自身の人生を長期的・継続的に好ましい状態へ導くためには、
どうしたらよいかについて書かれている書物です。

今後は不定期に7つの習慣について、1回に1つのテーマで簡単にご紹介していきますね。

 

まずは基礎原則です。

原則というのは…結果をもたらす当たりまえのことで、こうすればこうなるというものです。

誰が正しいかではなく、何が正しいかで考え行動する必要があります。

 

【人格と個性】


 

人格と個性の関係は樹木に例えることが出来ます。
人に見える部分(個性)は木の葉や枝にすぎません。

個性(葉・枝)…テクニック・スキル・イメージなど周囲から見える知識や能力

人格(根)…誠実・忠実・勇気・思いやりなどその人の内面や人間性

 

イメージ・テクニック・スキルなどは成功に貢献するとはいえ、
真の成功とは、信頼される人格(根)を育成することを土台とし、
長期的・継続的に望む結果をいれることに他なりません。

人格は習慣によって作られます。
一般的には3週間続けると習慣になると言われています。

 

はじめは、私たちが習慣をつくる。

そして、習慣が私たちをつくる   ージョン・ドライデンー

基礎原則『パラダイム』

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基礎原則 『パラダイム』


パラダイム:状況や物事に対する見方・考え方

・人によって違う
・意識することはあまりない
・行動の根源になっている
・時には不正確なこともある
・変わることがある
・他者の行動に影響を与えることがある

例えば、朝食に目玉焼きが出てきたとします。皆さんは目玉焼にどんな調味料をかけて食べますか?
醤油、ソース、ケチャップ、塩コショウ、何もかけずに食べるという人もいるでしょう。

どれが正解でも間違いでもありませんが、いずれにしても、人によって異なる色々な答えが返ってきます。
ここでの「目玉焼にかける調味料といえば〇〇」というのも、見方や捉え方、考え方や価値観である
パラダイムの一つです。

私たちは全ての出来事を自分のパラダイムという色眼鏡を通してみたり、考えたりしています。
そして、そのパラダイムを通してどう見えたかが、私たちの行動に影響を与えています。

例えば、『絶対にできない』というパラダイムで見ていた仕事も、同僚が出来ていることを聞くと
自分にもできるかも…と思えてきて、実際にやってみると簡単にできてしまうと、同じ仕事に
対するパラダイムが変わってしまうことがあります。これをパラダイムシフトと呼びます。

このパラダイムシフトの力を仕事に活かしていきましょう!

行き詰ったことや改善したいことに対して、自分が持っている
パラダイムを意識し、変えてみる。

好ましくない状況(行き詰まりや堂々巡りしていること)に気付いたら、積極的にパラダイムシフト
することにチャレンジしましょう。

パラダイムシフトを意識するために、自分にどんな工夫をしますか?


小さい変化を目指すなら、行動を変えればよい。
しかし、飛躍的な変化を目指すなら、パラダイムを変えなければならない。
                                       

ースティーブン・R・コヴィーー

 

リーダーシップ成長の連続体

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上の図が表すように、7つの習慣は一つ一つ積み重ねていくものである。
第1、第2、第3の習慣は自分自身に関係するもの。これが『私的成功』である。
第4、 第5、第6の習慣は人間関係やチームワークに関係するもの。これが『公的成功』である。
良いチームプレーヤーになる前に、自分を確立しなくてはならないので
『私的成功』が『公的成功』の前にくる。
最後の第7の習慣は自分を磨く、リニューアルの習慣である。
これが他の6つの習慣全てを育てるのである。
 

主体的であることの定義
 

『7つの習慣』における主体的であることの定義

主体的であるという言葉にどんなイメージをもつでしょうか。一般的に「自分から率先して行動すること」「自ら考えて行動すること」といったイメージでしょうか。
『7つの習慣』では、主体性を自ら選択し、選択したことの責任を引き受けると定義して
います。

  
 「主体的である」の反対となる「反応的である」という概念


主体性:どのような状況に置かれても
    価値観(原則に沿った)に基づき反応を選択すること

 
               
反応性 : 状況によって起きた感情や気分で、反応すること

主体的であるとは反対に、自分は選択せずに状況に流されるという態度を「反応的である」と言います。反応的な人は、周りの状況に影響を受ける人です。

反応的な人は、自分の人生をコントロールせず、コントロールする力を周囲や他人に委ねています。
また、反応的な人は物事がうまくいかないと周囲のせいにして苛立ちます。
その精神状態は周囲にも伝播して、場の雰囲気を悪くするとともに、周囲からの信頼を
徐々に失っていきます。

反応的な行動と主体的な行動の違い

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人間以外の動物は周囲からの刺激に対して 限られた反応を取ることしかできません。 反応的な人は外的な要因(状況によって起きた 感情・気分)によってコントロールされている。 人間は刺激に対してどう反応するかを選択する 能力を生まれつき持っています。 主体的な人は、一次停止を行って価値観(原則 に沿った価値観)に基づいて行動を選択します。 刺激と反応の間にスぺースを賢明に活用するこ とにより、選択の自由を広げています。

選択の自由とは

主体的な人は、人間が持っている刺激に対して 反応を選択する力を上手に使いこなします。 感情的になっている自分を自覚し、感情のままに 行動した時の結果を想像し、良心に基づきその 行動の善悪を判断したうえで、自分の意志で行 動を選択するということを実施しています。

 
  自 覚 自分自身の状態や思考を客観的にとらえる
  想 像 自分自身が反応した結果などを想像する
  良 心 物事の善悪を判断する
  意 志 自らの意志で選択し反応する








 

関心の輪と影響の輪

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関心の輪と影響の輪

 

関心の輪に集中すると… (コンフォートゾーン) 人は自分が影響できないものに集中 する時、影響出来る事柄に費やす時 間やエネルギーを浪費することになる。 その結果として、影響の輪が縮小する。

 

影響の輪に集中すると… (チャレンジゾーン) 人は自分が影響できるものに集中する とき、自分の知識や経験が広がり、自 らの信頼性を築くことになる。 その結果して影響の輪が拡大する。

 

まとめ:影響の輪に集中して望む結果を手に入れよう


私たちに変えられないものとして、大きな存在が過去と他人です。過ぎ去った過去は変えられません し、他人のパラダイムを変えることもできません。 一方私たちが変えられる、影響できる最大の資源は、最も身近な存在、すなわち自分自身です。 主体的な人は「影響の輪」に集中します。自分自身が変えられることに集中し、自らの考え方、言動 を変えて、望む結果に取り組む主体的な姿勢は、周囲からの信頼や共感を呼び起こします。 自分が望む人生を作りたいのであれば、影響の輪に集中することです。 自分で影響できることは何だろうかと考えて行動にうつすことをぜひ習慣化して下さい。
 

終わりを思い描くことから始める

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原則:知的創造は物的創造に先立つ…全てのものは2度作られる


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例えば
知的創造       物的創造

目的地・計画  →  南極大陸
図面・設計図  →  大阪條
原稿      →  結婚式のスピーチ
会議資料の作成 →  会議
会社の経営計画 →  会社の業績
   ?     → 自分の人生

自分の人生に先立つ、知的創造は何でしょうか?

人生の知的創造 ミッションステートメントを考える
ミッションステートメントとは…
自分自身の使命(ミッション=命の使い方)を文章や絵で書き表したもの(ステートメント)
 
・ありたい姿と大切な価値観
・個人的な憲法
・あらゆる決断の土台


全ての物は、まず頭の中で創造され、次に実際に形あるものとして創造される。 第一の創造は知的創造、第二の創造は物的創造である。 第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」が意味しているのは、第一の創造の実践です。 ゴールや目的をしっかり定めずに物事を始めることは、いわば設計図を創らずに家を建てようと することと同じです。何かを実施する際には、第一の創造「知的創造」で頭の中や紙面に目指す 目的地やありたい姿を描いて綿密な計画をたてる。そして第二の創造「物的創造」で思い描いた ゴールイメージ・構想をもとにして実際の行動に取りかかることが大切なのです。




 

第3の習慣 最優先事項を優先する=時間管理の原則

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私たちの人生において、唯一平等なものは時間です。時間をどう使うかによって私たちの 人生で得られる成果が変わります。第3の習慣を実践して自分自身の時間をしっかり マネジメントすることで、自分の人生が有意義になります。

私たちは日時用生活の中でつい「緊急性」に重きを置き、第Ⅰ領域、そして第Ⅲ領域に時間を使ってしまいがちです。ただ望む結果を得るためには「重要性」の軸をしっかりと考え、第Ⅱ領域に時間を使いましょう。

最優先事項とは何か?

最優先事項や重要事項を考えるうえでヒントになるのは、実は第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」です。

自分の人生の中で何を大事にしたいか、また一つひとつの活動のなかで望む結果は何かを
しっかりと描いて下さい。
その望む結果を得るために重要な活動が重要事項であり、優先事項です。


仕事で継続的・長期的に成果を上げるための活動、ミッションやビジョンを実現するための
活動、大切にしたい相手との交流、人間関係の構築、人材育成、自らのコンディションを整えるための運動やメンテナンス、自己成長に向けたインプットや学びなどが重要事項に入ることが多いでしょう。

そして、上記の多くは「重要だが緊急ではない」活動です。もっと言えば、「納期がない」活動です。しかし重要事項、最優先事項に時間を投資しなければ、望む結果は得られません。


「大きな石をいれる」という考え方



スケジュールするときは、小さな石や砂、つまり第Ⅲ領域ではなくて、大きな石である第Ⅰ領域、第Ⅱ領域を優先してスケジュールすることが大切です。

しかし、緊急度>重要度で物事を判断するクセがついてしまうと、緊急で降りかかってくる
タスクに、常に振り回されてしまいます。
小さな石や砂をバケツに入れることが習慣化すると、気が付いたらバケツはいつもいっぱいで
重要な事にはいつまでも着手することが出来ない事態になってしまうのです。






 

私的成功から公的成功へ

変化は内から外へ(インサイド・アウト)