転職活動におけるスピード感の重要性について
転職活動におけるスピード感の重要性について
転職サポートをして、過去に3,000名以上の方と面接してきましたが、スキルや能力を含めて「この人はうまくいきそう」「この人は厳しそう」というのが直感でわかるようになりました。(もちろん、たまにはずれることもあるのですが…苦笑)
上記にも書きましたが、スキルや能力、また人間性といったものはもちろんなのですが、その直感を裏ずけるものとしてキャンディデート(候補者)の方のスピード感が挙げられます。
転職を成功される方のほとんどは、メールのレスポンス、電話への反応(留守電時のコールバック)、その他こちらの要望に対して対応が早いといえます。もちろん現職で忙しい方も多いのですが、重要な連絡ほど速やかな対応をされるのが特徴です。
特に応募して、選考がすすんでいる場合などは、時間を空けることはまずなく、その結果として、企業との調整ごとへの連絡もうまくいき、企業側の印象もよくなるという好循環です。
例えば書類選考通過しましたので、ぜひ面接したいです。候補日をご確認ください。という連絡に対して、2時間後に候補日を出したらどう思われるでしょうか。おそらくこのような進めかたであれば、企業側は当社へのモチベーションが高いのかなあと、さらに前向きに捉えてくれるでしょう。
転職活動をどのように位置付けているかが、最重要課題です。
転職活動に成功する人は、活動そのものを人生において自身のキャリアを決める重要プロジェクトとして認識しています。ですのでこちらも当然力が入ります。
失敗する人の多くは、プライベートの空き時間を使うものとしてしか捉えていません。ですので、例えば日曜日はいかがですかといっても、日曜日は家族と云々となるのです。これでは誰のための転職活動かわかりません。
いい人材を採用するには、企業側もスピードが勝負
採用企業側にも同様のことが言えます。書類選考、面接日程の調整、面接結果…その他全てにおいてスピード感のある企業というのは、いい人材を取り逃がすリスクが少なくなります。私が担当させていただいている企業にも、書類を提出してから忘れたころにぜひ面接したいんですがと言われるところがありますが、当然キャンディデートはその間にも併行して他の企業も受けていますので、他の企業から内定がでましたので辞退しますとなりますよね。
スピード応募のために必要な考え方について
そうはいっても、求人案件をみて即座に応募するというのは難しいことはわかります。ただ、たとえば1週間以内に検討する場合、その1週間のうちの何時間を検討の時間に当てているのでしょうか❔おそらく1時間か2時間程度だと思います。おそらく検討に要する時間は、この程度なのだと思います。
あとは、求人案件をみて応募するまでに迷ってしまう方が多いのですが、そのような方は応募すること自体をあまりにも重く考えているのかもしれませんね。
まだ、入社が決まっているわけでもないので、書類選考を通過して、面接を受ける段階でいろいろと質問などもしながら、自分に合うかどうかを決めれば良いのです。
良い転職のためには、スピード感を心がけてくださいね。