中高年の転職市場が拡大しているのは本当か?
40代以上の転職が増えている理由について
2020年度の41歳以上の転職者の数は、5年前と比較して約2倍になっている。(日本人材紹介事業協会調べ) 伸び率においては、25歳以下を上回り
世代別のトップとなっている。その理由とは?
一つの理由としては、労働人口の減少で、若手層を計画通り採用できなくなり、その結果として相対的に40代や50代の中高年の割合が増えているものと思われます。地方においてはその傾向はまだ顕著ではありませんが、しばらくしたらそのような傾向が出てくるかもしれませんね。
また別の理由としては、以前は若手を新卒で大量採用して、じっくりと育てていく余裕がありましたが、競争の激化と先行きの不透明感の中で、その余裕が少しずつなくなってきているのかもしれません。
後は、いわゆる『就職氷河期世代』である40代の社員が組織に少ないため、組織ピラミッドを整えるためにこの年代の人を採用したいと考えている企業もあるでしょう。
いずれにしても企業側の若さへのこだわりは少しずつ薄れてきており、以前の35歳の壁は45歳の壁にとって代わられようとしています。
しかし、いずれにしても年齢が上がれば上がるほど、転職の難易度が高くなるのは、今も昔も変わりないのが現実です。
2022年07月29日 15:23