シリーズ 7つの習慣 第7回 第3の習慣 最優先事項を優先する=時間管理の法則
私たちの人生において、唯一平等なものは時間です。時間をどう使うかによって私たちの 人生で得られる成果が変わります。第3の習慣を実践して自分自身の時間をしっかり マネジメントすることで、自分の人生が有意義になります。
私たちは日時用生活の中でつい「緊急性」に重きを置き、第Ⅰ領域、そして第Ⅲ領域に時間を使ってしまいがちです。ただ望む結果を得るためには「重要性」の軸をしっかりと考え、第Ⅱ領域に時間を使いましょう。
最優先事項とは何か?
最優先事項や重要事項を考えるうえでヒントになるのは、実は第2の習慣『終わりを思い描くことから始める』です。
自分の人生の中で何を大事にしたいか、また一つひとつの活動のなかで望む結果は何かを
しっかりと描いて下さい。
その望む結果を得るために重要な活動が重要事項であり、優先事項です。
仕事で継続的・長期的に成果を上げるための活動、ミッションやビジョンを実現するための
活動、大切にしたい相手との交流、人間関係の構築、人材育成、自らのコンディションを整えるための運動やメンテナンス、自己成長に向けたインプットや学びなどが重要事項に入ることが多いでしょう。
そして、上記の多くは「重要だが緊急ではない」活動です。もっと言えば、「納期がない」活動です。しかし重要事項、最優先事項に時間を投資しなければ、望む結果は得られません。
「大きな石をいれる」という考え方
スケジュールするときは、小さな石や砂、つまり第Ⅲ領域ではなくて、大きな石である第Ⅰ領域、第Ⅱ領域を優先してスケジュールすることが大切です。
しかし、緊急度>重要度で物事を判断するクセがついてしまうと、緊急で降りかかってくる
タスクに、常に振り回されてしまいます。
小さな石や砂をバケツに入れることが習慣化すると、気が付いたらバケツはいつもいっぱいで
重要な事にはいつまでも着手することが出来ない事態になってしまうのです。