シリーズ 7つの習慣 第11回 第5の習慣 まず理解に徹し、そして理解される
自叙伝的な反応
コミュニケーションを妨げる大きな障壁の一つは、自叙伝的な反応である。私たちは、自分の過去の経験や自分の立場から、相手の話を聞いて助言したり、探ったり、解釈したり評価したりするのである。
自叙伝的な反応の種類 | |
1 助言 | 自分の経験に基づき、アドバイスや問題の解決策をだす。 |
2 探り | 自分の見地に立って、あるいは自分の立場を踏まえて、質問する。 |
3 解釈 | 自分の経験に基づいて、相手の行動や気持ちを説明しようとする。 また、分析しようとする。 |
4 評価 | 自分の見地から、賛成するか、反対するか。相手を裁くこと。 |
処方する前に診断する
ほとんどの人は、処方する前に診断するための必要な
時間をとらず、十分な努力をしていません。
つまり、相手の状況を理解したつもりになって、即座に
その状況あるいは問題に対してアドバイスをしてしまう。
聞く姿勢5つのレベル | |
1 無視する | 聞く努力をしない |
2 聞くふりをする | 聞いているように見せかけるが実際には聞いていない |
3 選択的に聞く | 自分の興味や関心を持っているところだけ聞く |
4 注意して聞く | 注意して話しを聞き、相手のしゃべっていることに集中し、それを自分の経験と比較する |
5 共感による傾聴 | 理解しようとして耳と目と心を使い、相手の言葉、意志、気持ちを全て聴く |
2022年10月08日 07:15